【ご挨拶】「愛のない法律論は、ただの凶器」― 私たちが評論家ではなく、”伴走者”であり続ける理由

皆様、はじめまして。プローム社会保険労務士法人です。 この度、私たちの想いや専門知識をより深く、より広くお伝えするために、ウェブサイトを全面的にリニューアルいたしました。
この記念すべき最初の記事では、私たちが日々の業務において胸に刻んでいる「MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)」について、私たちの意気込みとともにお話しさせていただきます。
なぜ私たちが社会保険労務士として存在するのか。それは、私たちの掲げるミッション(使命)に集約されています。
私たちのミッション(使命)
「みんなが生き生きと働ける魅力的な会社で溢れる世界を創造する」
私たちは、会社とは「人」そのものであると信じています。「人」が輝かなければ、会社は輝きません。
「生き生きと働ける」 とは、単に法律が守られているという最低限のラインではありません。社員一人ひとりが自らの能力を信じ、安心して挑戦でき、正当に評価され、仲間と協力し合う喜びを感じられる状態です。そのような「生き生き」としたエネルギーが循環する会社こそが、本質的な「魅力的な会社」 であると私たちは考えます。
魅力的な会社が増えれば、人は育ち、業績は向上し、その結果として地域社会、ひいては世界全体が豊かになる。私たちは、その好循環を生み出す「創造」 の一端を担うことを、自らの使命としています。
私たちのビジョン(ありたい姿)
「豊富な知識と経験で、世の中のあらゆる労働問題を解決する専門家集団」
この使命を全うするため、私たちは「ありたい姿」としてこのビジョンを掲げます。
現代の労働環境は、法改正の速さ、働き方の多様化、価値観の変化により、かつてないほど複雑化しています。「あらゆる労働問題」 と私たちが敢えて言うのは、簡単な問題から複雑な問題まで、どんな難題からも目をそらさないという決意の表れです。
それを可能にするのが、「豊富な知識と経験」 です。私たちは「専門家集団」 として、特定の分野に留まらず、人事労務のあらゆる領域に関する知見を組織全体で蓄積し、共有し続けます。最新の法理論はもちろんのこと、現場で培った生々しい経験知こそが、机上の空論ではない、真の解決策を導き出すと信じています。
私たちのバリュー(行動指針)
ミッションとビジョンを実現するために、私たちは以下の5つのバリュー(行動基準、行動指針) を徹底することを誓います。これこそが、プローム社会保険労務士法人が皆様にお約束する「姿勢」です。
1. 評論家ではなく、伴走者であれ 私たちは、安全な場所から「あれはダメだ」「こうすべきだ」と指摘する「評論家」にはなりません。私たちは、経営者の皆様と「同じ温度感で考える」 、苦楽を共にする「伴走者」 です。
経営者が抱える孤独、資金繰りのプレッシャー、人材育成の悩み。その「温度感」 を共有するからこそ、理想論ではない、今その会社にとって本当に必要な一手を一緒に考え抜くことができます。私たちは皆様の隣を走るパートナーです。
2. プロフェッショナルであれ 伴走者であると同時に、私たちは「プロフェッショナル」 であり続けます。プロフェッショナルとは、「常に難問に向き合っているという自覚とプライドと責任を持つ」 ことです。
労働問題は、人の人生を左右する「難問」 です。その重責を自覚し、専門家としてのプライドを持って最善を尽くします。そして何より、「現状に満足しない」 姿勢。昨日より今日、今日より明日へと、知識とスキルを磨き続ける「日々精進」 をお約束します。
3. 愛を持って接する (そして、相手も自分も大切に ) これが、私たちのバリューの中でも特に大切にしている核となる考え方です。
「愛の無い法律論は、ただの凶器」
法律は、人を守るためにあります。しかし、使い方を誤れば、それは人を傷つけ、分断し、組織を破壊する「凶器」 ともなり得ます。私たちは、法律を振りかざすことをしません。「愛を持って接するからこそ法律論が生きる」 のです。
「愛」とは、相手の背景を理解しようと努める想像力であり、リスペクトです。だからこそ私たちは「相手も意見も尊重し、自分の意見も大切にする」 ことを誓います。
労使トラブルにおいて、一方だけが100%正しいということは稀です。それぞれの立場にそれぞれの「常識」があります。「自分の常識が世界の常識でないことを知る」 ことで、初めて対話のテーブルが整います。そして、「困っている人がいれば手を差し伸べる勇気とやさしさ」 を持ち、法律を「人を活かす」ためのツールとして活用します。
4. 問題の本質は何か?を常に考える 私たちは、対症療法に終始しません。「問題の本質は何か?」 を常に自問します。
例えば、「退職者が後を絶たない」という問題があったとします。その場しのぎで採用を強化しても、根本解決にはなりません。本質は、評価制度の不公平さかもしれませんし、コミュニケーションの欠如かもしれません。
私たちは「原理原則を外さず」 、なぜその問題が起きているのかを深掘りします。もし「行き詰ったら『原点』に立ち戻る」 勇気を持ちます。その「原点」とは、経営者の皆様が会社を設立した時の想いであり、私たちのミッションである「みんなが生き生きと働ける」 という状態です。本質を見失わなければ、解決策は必ず見つかります。
結びに
私たちプローム社会保険労務士法人は、このMVVを血肉とし、経営者の皆様の最も身近な「伴走者」として、そして「愛」のある「プロフェッショナル」として、皆様の会社が「生き生きと働ける魅力的な会社」 へと発展していくためのお手伝いを全力でさせていただきます。
このブログでは、私たちのMVVに基づいた視点で、人事労務に関する専門知識や、日々直面する労働問題の解決のヒント、そして私たちが大切にしている考え方などを発信してまいります。
皆様の会社経営に、少しでもお役立ていただければ幸いです。 今後とも、プローム社会保険労務士法人をどうぞよろしくお願いいたします。